両親は事故死。その後は継父方の祖父と暮らしていたが、去年死亡。
血のつながらない兄がいるが、この継兄は数年前に失踪している。
現在は祖父が蛮悟に遺したマンションの屋上小屋で一人暮らしをしている。
血縁のない自分が相続した財産を返却するために、失踪した継兄を探している。
尋常でないフィジカルエリート。
体力も筋力も有り余る体力爆弾。
とある事がきっかけで、呪力により、
異能「シナスタジアグラス」を得る。
二重人格的な人物。
ふだんはちょっと冷めた視線で皮肉な物言いをするオタク小僧だが、
いったん「ブチ切れる」とテンションが天井ＭＡＸを突破し、
極めて攻撃的で傍若無人なドＳ男になる。
「ヒババンゴ」と呼ばれると怒る。
尋常ではない大食らいで、燃費がとても悪い。
蛮悟の住むマンションの一階に入っている定食屋「つゆなし」の看板娘。
蛮悟と同じ、言問学園の2年生。かなりのおバカっ子。
人並はずれたチビ娘のくせに乳だけは大盛りババーン。
蛮悟に悪口で「ロリ子」と呼ばれるたびにぷりぷり怒る。
決して口には出さないが、蛮悟に激しく恋しており、
幼なじみ特有のなれなれしさの混じった
「古女房的らぶらぶ感」とでもいうべき
感情を持っている。
ただし、口には出さなくても、
好き好きアピールは常時全開。
超常現象好きが高じて超常現象研究会「超妍」を結成し、
初代部長に就任。
情熱的な大ボケキャラで、
そそっかしくてせっかちでおしゃべりなトラブルメーカー。
蛮悟が兄にかけられた呪術で困っているので、
なんとかその謎を解こうとする。
国文学、古文漢文、歴史、哲学といった方面に造旨が深く、プライドが高い。
妖艶でミステリアスな雰囲気を漂わせる。
実家は薬種屋（漢方薬局）で、漢方薬についてなかなかの造旨を持っている。
蛮悟の継兄とは、濃密な肉体関係はないものの、恋仲だった。
そのため、蛮悟を「義弟」扱いしており、
「義弟の性欲を処理する」という名目で
ちょっかいを出してくる。
誰彼なく辛辣なあだ名を付ける癖がある。
推理小説マニアなので、
特殊能力ではなく
「定番だとこういうことになるわよね」式の
アドバイスで推理に貢献する。
言問学園の1年生。
早生まれなうえ体が弱く、年齢より子供っぽく見える。
高校進学と同時に生家のある浅草に、兄と一緒に戻ってきた。
誰か前の人のすそをつまんで歩く癖があり、
何もないところで転びがち。
少女漫画や童話が大好き。
蛮悟のことを「ヒババンゴ」とからかわなかった唯一の同級生。
以来蛮悟とはずっと肝胆相照らす仲。
寡黙で落ち着いた人物。
逆にユーモアのセンスは壊滅的で、
みんなが笑うような場面でも理解ができず、
めったに笑わない。
リハビリ目的で努めてジョークを口に
するよう心掛けているが、
出てくるフレーズは常人には、
いや本人にも理解できないものばかり。
蛮悟とはずっと行動をともにしているため、
「超妍」には最初から所属することとなる。
博識で、特に統計的な考証は零士の独擅場。
電子技術やＰＣにも明るい。性欲が非常に希薄。絶食系男子。
強い霊能力を持っている。
とある理由で、実母により、
性にタブーを持たない性格に育てられた。
「ぷち家出」として、
神待ちサイトで知り合った男の間を
泊まり歩いていたところ、
蛮悟に出会う。
おきれいな名前にもかかわらず、その珍姓ゆえ不可避的に
「染子」「染美」と呼ばれてしまう。
あだ名で呼ばれると二人とも怒る。
こう見えて、地元の有力者の娘。
似ている容姿をさらに似せ、
周囲を混乱させるのが二人の楽しみ。
部活には「保健室なのでベッドが置いてある」＝
「いつでも使える校内ラブホが手に入る」
という理由だけで入部。
お互いの全てを共有する。校内でも有名なビッチ。